新型コロナウィルスへの対応と感染症の方の葬儀について

現在新型コロナウィルスによって日本全国各地で感染者が増加し、不安な日々を過ごしていることと思います。様々な情報が錯綜し、マスク不足や日用品の買い占めが起きるなど人々の不安が行動にもあらわれております。
あんしん葬儀社では施設内の消毒やスタッフの手洗いの徹底などできる限りの感染対策を行い、皆様があんしんして大切な方をお送りできるように努めて参ります。事前相談や会館見学なども随時実施させて頂いておりますのでお困りのことなどございましたらご相談いただければと思います。今後も状況を注視し、対策を講じてまいります。

今回は感染症について書かせて頂きます。最後までお読みいただけますと幸いです。
感染症とは病原体（細菌・ウィルス・寄生虫など）が体内に侵入し、症状が出る病気のことを言います。コロナウィルスのように病原体が体内に侵入しても症状が現れる場合と現れない場合とがあります。症状が現れるかどうかは感染力と抵抗力とのバランスによって決まります。報道などにもあるようにワクチンがないので、コロナウィルスの対策としては、インフルエンザと同じように食事や睡眠をしっかりとり、手洗い・うがい・消毒を行うことが現状では有効な手段といえます。

・感染症の感染経路について

ウィルスや細菌が体内に侵入する経路には垂直感染と水平感染の2種類があります。

・垂直感染

一般的に妊娠中あるいは出産時に病原体が赤ちゃんに感染することを言います。「母子感染」とも呼ばれております。風疹やB型肝炎などが垂直感染を起こします。

・水平感染

感染源（人や物）から周囲に広がっていくもので接触感染、飛沫感染、空気感染、媒介物感染の4つに分かれます。

①接触感染

皮膚や粘膜の直接的な接触、または医療従事者の手や医療器具、その他手すりやタオルなどの物体の表面を介しての接触により感染することです。代表的な病気としては破傷風やプール熱、性感染症、インフルエンザなどがあげられます。

②飛沫感染

ウィルスや細菌が咳やくしゃみにより、唾液などに包まれて空気中に飛び出し周囲で人に感染させることを言います。代表的な病気として風疹、インフルエンザ、おたふくかぜなどがあげられます。

③空気感染

ウィルスや細菌が空気中に飛び出し広範囲の人に感染させることを言います。代表的な病気として麻疹、水ぼうそう、結核などがあげられます。

④媒介物感染

汚染された水、食品、血液、昆虫などを介して感染する。代表的な病気としてコレラ、マラリア、食中毒、ノロウィルスなどがあげられます。

上記にあげた感染症のなかにはワクチンなど予防接種が受けられるものと予防接種がないものとがあります。繰り返しになりますが、感染症対策として基本となるのは手洗い・うがい・消毒などになるでしょう。

感染症で亡くなった方への対応や葬儀について

葬儀に従事しているスタッフが注意するべきことは患者や遺体からの感染です。故人さまが重篤な感染症でお亡くなりになった場合病院は葬儀社に対して感染症の感染リスクを低減、感染拡大を防ぐという観点から情報を開示して頂くのが望ましいです。しかし個人情報の保護ということから事実が公にされない場合が多いといえます。
新型コロナウィルスのようにお亡くなりになってから感染の有無が判明する場合もあります。このようになってくると葬儀社も遺体への処置に対する対応や親族や会葬者に対する配慮が難しくなってまいります。
皆様のあんしんを担保するためにも事前に感染症で亡くなった疑いのある場合には葬儀社に伝えておくことが大切です。場合によっては先に火葬を実施し、その後葬儀を行うなど安心・安全な対応を取ることもできます。弊社ではご遺体の処置を行うスタッフが感染症などご遺体の衛生面に対する知識を習得しておりますので安心して対応をお任せ下さい。

あんしん葬儀社では新型コロナウィルスについてできる限りの対策を実施し、お客様が安心して利用できるように努めて参ります。葬儀は故人様とのお別れを行う大切な場ではありますが、不特定多数の方が集まる場でもあります。
場合によってはコロナウィルスの動向によっては式への参列をためらうこともあるかと思います。お客様によって状況も事情も様々ですのでご不安なことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
本日はお読みくださりありがとうございます。コロナウィルスが一刻も早く収束することを願ってできることをやってまいりたいと思います。