故人様へお供えをする枕飯や枕団子とは?

基礎知識

2021.09.06 故人様へお供えをする枕飯や枕団子とは?

oyakudachi94

宇都宮市を中心に直葬・火葬式・一日葬・家族葬など小規模なお葬式をお手伝いさせて頂いております、あんしん葬儀社です。
枕飯や枕団子とは、亡くなった方が無事にあの世へ行けるように願う、枕飾りのひとつになります。
亡くなった方の枕元にご飯やお団子が置いてあるのを見たことがある方が、皆様の中にもいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、その枕元に置く枕飯や枕団子について詳しくご説明させていただきたいと思います。

枕飯や枕団子は、地域や宗派によって作り方や形が若干異なる場合もあるそうです。仏式の場合、宇都宮市や壬生町では枕飯は故人様が生前使っていたお茶碗にご飯を盛って、その中心に箸を立てます。枕飯の盛り方は、故人様がこの世に心残りを持たないように山盛りにして、可能な限り高く盛り付けます。

もともとは一膳飯とも言われ、嫁入りや引っ越しなど「旅立って、もう家には戻らない」という時に出されていたのが枕飯でした。そこから、いつしか亡くなった方がこの世で召し上がる最後の食事として、お葬式での作法になったということです。

また、宗派や住む場所によっては、枕膳に立てる箸の立て方に違いがあるそうです。一膳の箸を1本であるかのように見せる立て方が多いようですが、1本だけ使う立て方や、一方を垂直にもう一方を横にさして十字形にする立て方など、様々な立て方があります。箸を十字にするのは、垂直の箸を「火」に、横の箸を「水」に見立てて、「火」と「水」でお清めをするという意味があるそうです。いずれにしても、ご飯に箸を立てるのは、あの世とこの世の架け橋という意味があるようです。

枕団子の数も、地域によって違いがあります。13個や49個になる場合もあるそうですが、基本は6個だそうです。6個というのは、人が輪廻転生をする6つの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)のことを六道(ろくどう)と呼び、各世界で魂が悟りを開くまで、お腹を空かせて困ることがないように、6個のお団子をお供えすると言われています。
ただし同じ仏教でも、浄土真宗においては、亡くなるとすぐ仏になるという考えのもと、枕飯や枕団子など旅立ちの準備は不要とされています。

一昔前は、故人様をご自宅にご安置することが多かったので、ご家族やご遺族の方が、枕飯や枕団子を準備しやすい環境にありました。作る回数ついては、本来は1回とされていますが、地域によっては毎日交換する場合もあるようです。
このように、枕飯や枕団子のように、葬儀に関する習わしは宗教や宗派、そして地域によっても異なる点が多くあるのです。

いかがでしたでしょうか。
今回は、故人様へお供えする枕飯や枕団子について詳しくご説明させていただきました。

あんしん葬儀社は、お葬式や仏事や法要についての疑問にお答えする相談サロンを完備しています。普段疑問に思っていることや、ご不安に感じていることを専門相談員がお話をお伺いしたうえで、その「不安」を「あんしん」に変えるお手伝いをさせて頂いております。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

荒井 貴大

代表取締役
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