正しいお布施の渡し方（お葬式の場合）

宇都宮市を中心に直葬・火葬式・一日葬・家族葬など小規模なお葬式をお手伝いさせて頂いております、あんしん葬儀社です。今回は、お葬式の時に僧侶にお渡しするお布施について書かせて頂きます。いざという時に困らないように、お布施袋の書き方、渡し方などのマナーを確認しておいていただければと思います。最後までお読みいただければ幸いです。

〇お布施とは

お布施とは、仏式のお葬式を行う際、読経や戒名をいただいたお礼に、施主が僧侶にお布施を包んでお渡しするものです。

〇お布施の包み方と書き方

・お布施袋はどこで買うのか？
まず、お布施袋とは「中袋」を包む袋のことを指しています。
中袋とは、お札を半紙や奉書紙、郵便番号の枠が無い白無地の封筒で包んだものになります。中袋のないお布施袋もありますが、その場合はそのままご使用いただいて問題ございません。
このお布施袋は、文具店などで購入することが出来ます。コンビニエンスストアやスーパーマーケット、100円ショップ、他にオンラインショップでも購入する事ができます。葬儀社での購入ができることもありますので、聞いてみると良いでしょう。当社の宇都宮市にある各式場でも購入できますので、ご入用の際にはお声掛けください。

・包んだお布施袋に書く内容は？
表書きとして「御布施」または「お布施」と書きます。
中袋の裏側には、自身の住所・氏名・金額を記載します。

・中袋の裏側に書く金額の書き方は？
下記のように「金伍仟圓」という形で、数字は旧字を使用します。

【旧字対照表】

〇お布施の金額

・お布施の相場
寺院によって金額が変わりますが、基本的には施主のお気持ち次第となりますので、お礼の気持ちを込めて用意しましょう。もし、どれくらい用意したらいいか、ご心配な場合には、寺院に相談してみると良いでしょう。

・お布施を包むときのお札の向き
お札を包むときには、表書きの方にお札に印字されている肖像画が見えるようにして、お札の向きを揃えて入れます。

〇お布施を渡すタイミングと渡し方

お葬式でのお布施は、直接来ていただいた僧侶にお渡しします。
お布施を渡すタイミングとしては、基本的には通夜やお葬式が始まる前に挨拶するときか、通夜やお葬式後にお礼の挨拶をするときのどちらかでお渡しします。
このときに、気を付けておきたいことは、お布施は直接手で渡さないことです。
切手盆や祝儀盆などの小さなお盆か、袱紗の上にお布施を乗せてから僧侶にお渡しするのがマナーです。
通夜・お葬式の前にお渡しする際には、「本日はよろしくお願いします」と一言添えるといいでしょう。お葬式後であれば、「本日は、故人の葬儀のために供養していただきまして、ありがとうございます」と一言お礼の言葉を添えてお渡しするといいでしょう。
袱紗については不祝儀袋を包むもので、用途によって袱紗の色が変わります。弔事の場合には、「紺、深緑、灰緑、緑、うぐいす、灰青、グレー、紫」といったシックな色が好ましいとされています。紫色は慶事の際にも利用できる色ですので、1枚持っておくと便利です。

いかがでしたでしょうか。お葬式の際の、正しいお布施の渡し方について、ご理解いただけましたでしょうか。参考にしていただければ幸いです。
お布施は僧侶の方々への感謝の気持ちですので、きちんとした作法やマナーに則って行うようにしましょう。
あんしん葬儀社は、このようなお葬式や仏事や法要についての疑問にお答えする相談サロンを完備しています。普段疑問に思っていることや、ご不安に感じていることを専門相談員がお話をお伺いしたうえで、その「不安」を「あんしん」に変えるお手伝いをさせて頂いております。
相談サロンは午前9時から午後6時まで営業しておりますが、営業時間外でもお電話をいただければ対応することが可能です。是非お気軽にご相談・お問い合わせください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。