お葬式のご香典について

葬儀について

2020.01.14 お葬式のご香典について

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今回は、香典袋の選び方についてご説明いたします。

不祝儀袋の選び方

弔事の際に使うのし袋を不祝儀袋といいます。水引は「二度とこのような不幸のないように」という意味を込めた、ほどけない結び切りのものを使います。
水引の色は黒×白、黄×白、銀色など様々ですが、いずれもお使いいただけます。宇都宮市内では黄×白の水引をあまり見かけないかもしれませんが、関西ではごく一般的に使用されています。
さて、「御霊前」や「御仏前」、「玉串料」など、不祝儀袋には沢山の種類がございますこれらの袋は、お葬式を出すお宅の宗旨に沿って使い分けましょう。

① 浄土真宗以外の仏教諸宗派の場合
亡くなられた方の魂は、四十九日の間はまだ霊の状態と考えられております、御霊前をお使いください。

②浄土真宗の場合
亡くなられた方は、命が終わるとただちに阿弥陀仏に迎えられ、極楽浄土に往生し、仏様になると言われております。本来、法要の際に使われることが多い御仏前をお使いください。ただし、事前にお葬式に参列される方の宗派が浄土真宗と分かる場合は少ないかと存じます。その際は御霊前でも失礼にあたりませんのでご安心ください。

③神道の場合
ご香典の元々の意味は仏前に香をお供えすること、現代ではお香の代わりとして金品をお供えしています。もともとの由来は仏様にお供えするお香ですので、神道では「香典」という言葉は本来使いません。
神道の場合は、「神前にお供えする玉串の代わりとしての金品」という意味で、御玉串料をお渡しするのがよいでしょう。
亡くなられた方は御霊(みたま)となりますので、御霊前でも問題ありません。

④ キリスト教の場合
キリスト教には、お葬式の際に金品を送る文化はありませんが、仏教では香を、神道では玉串をお供えするように、キリスト教はお花を送ります。御花料をお使いください。キリスト教の不祝儀袋は水引が必要ありません(市販されている御花料の不祝儀袋には基本的に水引がついておりません)。

「御霊前の表書きはうす墨」はマナー?

結論から申し上げますと、御霊前の表書きはうす墨(薄墨・淡墨)でなくとも問題ありません
そもそも、なぜ御霊前の表書きはうす墨で、と言われるようになったのでしょうか。
一説には、墨を磨っているさなかに、思わず涙が硯の中にこぼれおちてしまい、墨が薄くなってまった(=そのくらい故人の死を悼んでいる)という、書き手の悲しみを表現するものと言われています。また、あまりにも突然の訃報で十分に墨を磨ることもままならないほど慌ててしまった、という書き手の動揺を表現しているとも言われています。いずれにせよ、書き手の気持ちを表す手段の一つではありますが、うす墨以外がマナー違反というわけではありません。
濃墨(普通の墨)で御霊前の表書きをお書きになられる方も沢山いらっしゃいますし、硬筆でもマナー違反にはあたりません。また、昨今はパソコンで入力したものを香典袋にプリントアウトされる方も増えています。
ちなみに、御仏前の表書きには濃墨を使います。浄土真宗以外の宗派の場合、御仏前をお渡しするのは四十九日以降。香典を包む十分な時間がありますから、薄墨ではなく濃墨を使いましょう。

裏書きは読みやすい字ではっきりと

ときどき「香典袋の裏書きも、表書きと同じ毛筆の方がいいの?」とお尋ねいただくことがございます。これについては、読みやすい字であれば筆の種類が問題になることはありません。
ご香典を頂いた当家は、表書きの名前と裏書きの連絡先を見て差出人を判断します。宇都宮市はほとんどの場合、香典返しをその場でお渡しするケースが過半数を占めますが、地域によっては香典返しを郵送する場合もあるようです。また、高額な香典をいただいた際に改めてお礼の品物をお渡ししたいと考える施主様もいらっしゃいます。そういった場合に、裏書きにきちんとご住所やお電話番号が記載されていないと、ご遺族の方は連絡を取ることができないのです。また、記載されていても、読み間違いをしてしまいそうな字はご遺族の方にご不便をおかけしてしまうかもしれません。
普段、毛筆に慣れていない方は、書きなれたボールペン等でお書きいただくのがよいでしょう。裏書きは筆の種類よりも、読みやすくはっきりと丁寧な字であることを心掛けたいものです。
また、金額欄もきちんと記入しておくことが望ましいでしょう。記載されている金額と中身を照らし合わせて確認することができますので、金銭トラブルを未然に防ぐことにつながります。特に、他の香典を預けたり、他の方のご香典をお預かりしたりする場合は、忘れずに記入しておきましょう。

香典袋の選び方について、ご理解いただけましたでしょうか。
あんしん葬儀社は、このようなお葬式や仏事や法要についての疑問にお答えする相談サロンを完備しています。普段疑問に思っていることや、ご不安に感じていることを専門相談員がお話をお伺いしたうえで、その「不安」を「あんしん」に変えるお手伝いをさせて頂いております。
相談サロンは午前9時から午後7時まで営業しておりますが、営業時間外でもお電話をいただければ対応することが可能です。是非お気軽にご相談ください。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

荒井 貴大

代表取締役
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