新型コロナウィルスに関する葬儀の対応について

今回は、葬儀場で新型コロナウィルスの感染拡大が見られたということ、タレントの志村けんさんが新型コロナウィルスによりお亡くなりになられたことによって、新型コロナウィルスでお亡くなりになったらどうなってしまうのだろう？という不安を持たれることも多いことと思います。そんな状況のなか関連するニュースを多くの方が見られております。
葬儀関連の情報を見るうえで誤解がないように注意するべきことをまとめてみたいと思います。

志村けんさんの報道にもあったようにご遺体は病院から火葬場へ搬送される形となりご遺族の立ち合いが叶わない状態であったようです。テレビの報道でしか知る情報しかありませんが、今のところ「このような対応を取らなければならない」というような確定している対応策は出ていないのが現状（令和2年4月2日現在）です。
また、全国で決まった対応がとられるかといえば必ずしもそうではないということを理解しておかなければならないと考えております。
現状では地方自治体や各地の保健所の判断に基づいて対応していくことになるということを想定して弊社では準備をしております。全国各地において新型コロナウィルスでお亡くなりになられている方もいらっしゃいますので、首都圏の対応がある程度の基準になり得ると思います。
いずれにしても感染拡大の防止とご遺体の尊厳が一番大切になってきますので、有効と判断された運用方針に沿って対応していくことになると考えております。
各地方自治体やエリアによって状況が様々であるということを鑑みた対応になるということを前提に考えておく必要があるかと思います。

あんしん葬儀社では様々な専門家や関連企業と連携し情報収集と対策の徹底を日々実施させて頂いております。万が一感染者の対応にあたる際には医療機関や地方自治体と連携し最善の方法で対応させて頂きます。
その時々で間違いのない情報を入手し、誤った情報が広がらないようにすることが一番の対策です。

このような状況のなかですので、普通にお葬式をすることが難しいのではと考える方も多いと思います。宇都宮市では葬儀後に火葬場で火葬を行うのが一般的な流れです。あんしん葬儀社では、場合によっては葬儀の前に火葬を行い、お骨で通夜・葬儀をおこなうことも提案することがあります。新型コロナウィルス以外にも取扱いに注意しなければならない感染症はあります。ご遺体の状況とご遺族の安全を考慮して先に火葬を行い、通夜・葬儀を行う方法を提案させて頂く場合もあるのです。皆様に通常の流れと違っているからきちんと弔いができなかったという気持ちになられないようにきちんとご説明させて頂きます。地域の風習でそのような流れが一般的に行われておりますので、心配しなくても大丈夫です。

今回の新型コロナウィルス感染対策をしっかりおこなったうえでご遺族の方が大切な方を悔いなくお送りできるように精一杯弊社でできることを実施させて頂きます。下記が弊社で実施している取り組みの一例です。
・参列者へ感染対策へのご理解・ご協力の周知
・会食実施の自粛、規模の縮小
・施設内のアルコール消毒の徹底
・弊社スタッフのマスクの着用での接客
・ご遺体の搬送時に故人様の死因把握
・式場内の席の間隔をあけるなど参列者同士の密着を避ける
・弊社スタッフの健康観察の徹底
・会場内複数個所にアルコール消毒液を設置

こんななかですが、できる限りの感染症対策を行い少しでも心身の負担がかからないようにお見送りのお手伝いをさせて頂きます。何かご不安なことなどございましたらご相談下さい。対面が不安でしたらお電話にて承ります。最後までお読み頂きありがとうございます。
最後に新型コロナウィルス感染によりお亡くなりになったすべての方へお悔やみ申し上げます。一刻も早く事態が収束することを願っております。