霊柩車について

今回は霊柩車と搬送について簡単にご説明いたします。

寝台車?霊柩車?

葬儀プランの広告を見ていると、寝台車・霊柩車とある場合があります。「亡くなられた方をお乗せするのは霊柩車、では寝台車とは何に使う車だろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃることと思います。これは呼称の違いで、車の種類の違いではありません。どこからどこまでの移動に使われるかによって車の呼び方が変わります。霊柩車は葬儀会場から火葬場へと向かう際の車のことを指します。
寝台車とは、故人様を亡くなられた場所からご安置場所(ご自宅・霊安室など)や葬儀会場へとお連れするための車です。病院の霊安室はご安置できる時間が限られており、一旦ご自宅や葬儀社の霊安室にご移動する必要があります。ちなみに、故人様が葬儀を行いたい地域からものすごく遠く離れた場所で亡くなられた場合は、亡くなった場所の近隣の葬儀社に搬送のみを依頼されるのが良いでしょう。わざわざ遠方から葬儀社にお迎えをお願いすると、お迎えまでに時間がかかったり、搬送料金が非常に高額になったりすることがあります。その際も搬送に使われるのは「寝台車」です。一般的には搬送料金が発生するのは寝台車の走る距離であることが多いです。
霊柩車も寝台車も、事業としてご遺体をお運びするためには国土交通大臣の許可を受けなければなりません。したがって、寝台車も霊柩車も緑ナンバー、車体に「霊柩限定」や「霊柩」と表記されています。葬儀社が白ナンバーにご遺体をお乗せすることはまずありません。
ちなみに、事業として行わないのであれば、白ナンバーの自家用車でご遺体を運ぶことは法律違反ではないようです。しかし、警察に事件性がないことを説明するのは非常に大変ですし、移動中の安全性などを考えると、専門の事業者に任せるのが安心でしょう。

霊柩車の4つのタイプ

明確な区分があるわけではありませんが、霊柩車は大きく分けて4つのタイプがあります。バン型・洋型・宮型・バス型です。バン型・洋型は栃木県にお住まい方にとってなじみのあるものかと思います。バン型霊柩車はミニバンを改造したもので、寝台車として利用されることも多いです。洋型はキャデラックやリンカーン、国産車だとクラウンやレクサス等の高級国産ワゴン車の後部を改造されたものでおなじみです。昨今では随分と珍しくなってまいりましたが、宮型霊柩車も一度くらいは目にしたことがある方も多いでしょう。さて、バス型というのは北海道で主に使用されているタイプの霊柩車です。見た目はごく普通のバスとほとんど変わらないので、すれ違う際にすぐに霊柩車だとはお気付きにならないかもしれません。バスの後方のトランクルームに棺を納めるスペースがあり、火葬場へ向かう方はお棺と同じバスに乗り込みます。関東の方がお葬式のために初めて北海道のバス型霊柩車を見て大変驚いたという話もあるようです。

宮型霊柩車はもうない?

時折「宮型霊柩車はもうないの?」とご質問をいただくことがございます。「霊柩車を見たら親指を隠さないと親の死に目に会えなくなる」「親が早死にする」といった迷信を耳にしたことがある人は少なくないでしょう。ほんの数十年前では、現在よりもはるかに「死」に対する忌避感が強かったため、霊柩車がまるで縁起の悪いものの代表格のように扱われていました。今でもその風潮がまったく無くなったとはいえず、宮型霊柩車のような外目でそれと分かる外装を快く思わない方もいらっしゃいます。そのため、火葬場は周辺住民への配慮として宮型霊柩車の乗り入れを原則禁止にしている場合があります。宇都宮市の公営斎場である「宇都宮市 悠久の丘」でも宮型霊柩車の乗り入れは認められておらず、そのような火葬場事情に対応するために宮型を持たない葬儀社も随分増えているようです。
それに加えて、お宮の部分が非常に精巧に作られているため、コストがかかりすぎるという葬儀社サイドの事情もあります。お宮の部分は東京と京阪で大きく外見が異なりますが、両者とも宮型霊柩車には手を焼いていたようです。東京の金箔をふんだんにあしらった黒檀宮型は莫大な製作コストがかかることは想像に難くないでしょう。他方、京阪ではお宮を白木で作っていたため、製作コストは東京より低くとも日光ですぐに地肌が焼けてしまいます。宮型を真っ白な状態に保つためには白木を定期的に削らなければならないのですが、削ることができる回数にも限度がありますから、お宮をしばしば新調しなければならず、ランニングコストが嵩んでしまうようです。さらに宮型の減少に拍車をかけるように、お宮を作ったり、修理したりすることのできる職人さんは年々減っています。そういった葬儀社側の台所事情もあり、東西を問わず霊柩車の主流は宮型から洋型・バン型にシフトしつつあります。

今回は霊柩車について書かせて頂きました。
あんしん葬儀社では、亡くなられた方の搬送からお葬式・アフターサポートまで24時間365日、お電話一本でご対応いたします。ご心配なことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

荒井 貴大

代表取締役 荒井 貴大

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